福岡のおいしいラーメン
福岡と言えば、そう、グルメの街ですね。
大学卒業まで福岡で過ごしたので、福岡のソウルフードで育ちました。
大阪にいて、福岡出身ですよと伝えると、大体は
「福岡って、おいしいものがたくさんありますよね！」
って言われます。
観光名所といえば太宰府天満宮と糸島（牡蠣小屋とインスタ映えするスポットがあるバイ）くらいですが、
食のことならまかせときんしゃい！
ということで、福岡のおいしいグルメを紹介します。
福岡といえば、とんこつラーメンですよね。
一口にとんこつラーメンと言っても、実は3種類あります。
博多ラーメン
長浜ラーメン
久留米ラーメン
博多ラーメン
博多ラーメンはオーソドックスなとんこつラーメンです。
福岡のラーメンはほとんどとんこつなので、いろんなところで食べることができます。
全国チェーンとして有名な一風堂と一蘭の本店があります。
一蘭の本店の仕切り板は一枚板なので、パタンと折りたたむことはできません。
元々、会員制ラーメン屋で、ラーメンに集中できるように、と仕切りが設けられています。
一蘭好きには聖地巡礼として、ぜひ行ってほしいですね。
一風堂の本店には、とても珍しい重箱に入ったラーメンがあります。
器が長方形なので、どこから食べたらいいかちょっと困りますが、風情があって面白いです。
Shin-Shin
とんこつラーメンのおすすめは、まずは「Shin-Shin」。
割と新しいラーメン屋さんなのですが、知名度と味は一級品です。
とんこつのおいしさと食べやすさのバランスが絶妙で、スープを一口飲んだら、
「これはうまい！」
と感動するだけの味がします。
博多だるま
本場のとんこつラーメンが食べたい、というのであれば、天神から徒歩10分くらいのところにある「博多だるま」がおすすめ。
ここは老舗ラーメン店で、多くの有名人が来店しています。
ちょっと屋台っぽい外装になっているので、雰囲気も味わえます。
店の近くまで行くと、とんこつのにおいがただよってきます。
慣れていない人はくさいと感じるし、僕のようにとんこつフリークにはたまらないにおいです。
ラーメンはこってり、食べごたえがあります。
僕の中では一番「とんこつラーメンらしい」ラーメンです。
天神から歩いていけるので、ぜひ行ってみてほしいですね。
久留米ラーメン
久留米ラーメンは呼び戻しといって、白濁になるまで豚骨を煮込んだスープが特徴です。
麺は少し太め、コショウとの相性は抜群です。
女性が好きそうなラーメンです。
ちなみに、久留米ラーメンは豚骨を煮ているのを忘れて火にかけていたら、いつもよりも煮すぎてしまって白濁スープになったというのがルーツです。
食べごたえのある麺なので、のどごしというか、麺をすすった感触を楽しめます。
僕は「龍の家（たつのや）」と「大砲ラーメン」が好きです。
大砲ラーメンはチェーン店で天神にもあるので、久留米ではなくても久留米ラーメンが食べられるということでお気に入りです。
以前のお気に入りナンバーワンは丸幸ラーメンでしたが、店内を改装してから味が変わったんですよね・・・（あくまでも僕の主観です）
大型トラックが停められるので、長距離トラックの運転手には御用達のラーメン屋さんです。
福岡市街から車で40分くらいかかるので、夜中に食べに行ったのはいい思い出です。
あと、福岡空港の近くにある「魁龍（かいりゅう）」もおすすめです。
本店は空港から車で5分くらいの場所にあります。
もし、空港でレンタカーを借りて観光するぞ、という方は立ち寄ってみてください。
ここはザ・福岡のラーメン屋さん、という雰囲気があるので大好きです。
長浜ラーメン
そして、最後の紹介になるのが長浜ラーメン。
長浜はPayPayドームの近くにある漁港のある町です。
漁師がすぐラーメンをすぐ食べられるように、茹で時間が短くなるように細麺になりました。
そして、スープが冷めにくいようにラードを入れているのが特徴です。
スープの表面を覆ったラードが熱を逃げにくくしているわけですね。
博多ラーメンに近いけど、ちょっとツンとした感じのある、独特なスープが特徴です。
極細麺で、かためんにしたら、ちゃんとかたくしてくれます（これ、大事！）。
パスタでいうアルデンテくらい、芯が残っているくらいが僕は好みです。
長浜ラーメンでオススメなのは、やっぱり「元祖長浜屋」ですね。
元祖長浜屋
華丸さんもモノマネしている、名物ラーメン店が元祖長浜屋です。
店の入り口にある券売機で食券を買い、店内に入ると、
「1杯～」
と、人数分のラーメンの注文が入ります。
ベテランになると、入った瞬間に注文（ラーメンの好み）を言います。
麺のかたさは「ナマ」「カタ」「フツウ」「ヤワ」
ラード（脂）の量は「多め」「少なめ」「なし」
が選べます。
あと、僕は未経験ですがネギ多めもできるようです。
大事なのはお店に入ったらすぐコールすることです。
最初はびっくりしますが、しばらくするとやみつきになります。
感覚と言えば、二郎系に近いです。
毎日は食べられないけど、無性に食べたくなります。
僕も帰省したらなるべく行くようにしています。
がんなが（愛称です）での注意点は、テーブルに置いてあるやかんに入っているのはラーメンのスープということです。
お冷でも麦茶でもありません。
すごく紛らわしいのですが、知らずに飲まないようにしてください。
間違いなくむせて、ネタになりますので。
水は店内の角にウォーターサーバーがあるので、テーブルにあるコップを持参して水を汲みましょう。
長浜にはラーメン屋さんが他にもあるので、はしごするのもアリです。
あと、屋台も何軒かあるので、行ってみるのもおすすめです。
まとめ
福岡といえば、やっぱりラーメン。
本場のとんこつラーメンはクセがあるので、他の地域ではなかなか味わっていただけないです。
最近は全国チェーンのお店が増えましたが、どちらかといえば万人受けする味になっている気がします。
もし福岡に出張や観光で来られるときは、地元民が愛するラーメン店にも足を運んでみてはいかがでしょうか。