社会人でのランニングのメリット
大学生のときはラーメンを食べることが唯一の趣味だったので、社会人になっての趣味探しはなかなか苦労しました。
社会人になって趣味らしい趣味としてはじめたのがランニングでした。
福岡から大阪に出てきて最初に住んだ場所が川のそばだったので、川沿いを走るという絶好のランニングコースがあったことが始めた動機です。
正直に言うとダイエットが目的だったのですが、スラムダンクの桜木花道が気付いたらバスケットボールが好きになっていたように、僕もランニングが好きになっていました。
振り返ると、ランニングは社会人の趣味としてメリットがたくさんありました。
初期投資が少ない
都心でランニングをスタートする女性は初期投資に10万円くらいかかるというデータがあると聞いたことがあります。
そんなことはないだろ？
と思いましたが、
ランニングシューズ、ウェア上下、iPod、iPod携帯用バンド、ウエストポーチ、キャップ、タオル、靴下
などをそろえると、確かに10万円はいくかも・・・
僕もランニングウェアを新調しようと思って買いに行ったことがありますが、ひざに負担がかからないように補強してある特殊なパワースパッツは1万円くらいします。
汗をかいてもべとつきにくい素材のウェアを選ぶとそれなりの値段になるので、本格的にそろえると高くなります。
でも、気軽に走ってみようということであれば、ランニングシューズは5千円くらいで買えるし、ランニングウェアも上下で5千円くらいで揃えることができます。
ひとまず、シューズとウェアがあれば始められるのがランニングのいいところですね。
一人ではじめることができる
社会人になって会社の同期以外はほとんど友達がいなかったので、一人ではじめることができるのはかなりのメリットでした。
野球やサッカーだと、チーム探しからスタートですからね。
まだ仕事に慣れていないのに、休日も新しい出会いを求める元気がなかった僕にはランニングがぴったりでした。
これまで、個人スポーツばかりしてきたので、性に合っていたのかもしれません。
いい人に出会いやすい
僕の偏見かもしれませんが、ランニングをする人はいい人が多いです。
ランニングが趣味になっている人は自己管理ができているし、体型がスマートな人が多いし、前向きな印象があります。
他のスポーツを色々と経験したわけではないので、他と比べてということではなく、あくまでも主観です。
ランニングにはまっているときに上司から「走ってきつい思いして、何が楽しいの？」と冷めた意見をもらったことがありますが、そんなランニングを楽しめる人はポジティブなんだろうなと感じました（僕も含めて）。
生活リズムが正しくなる
ランニングをしようとすると、時間を確保する必要があります。
仕事がある平日に走ろうとすると、仕事前の早朝か仕事終わりになります。
朝だと早起きをするし、夜だと残業をせずに早めに切り上げます。
会社と家の往復だけになると、メリハリがなくなるので、つい残業をずっとしてしまいがちです。
ランニングをすることでリフレッシュにもなるし、寝つきもよくなります。
仕事のパフォーマンスも向上するので、いいことが多いです。
ランニング前にあまり食べ過ぎないようにするし（お腹が痛くなるので）、
ランニング後も食事は控えるようになりました。
せっかく走ってカロリーを消費したのに、すぐ食事をするとチャラになる気がして。
実際のところはどれほど影響があるかわからないですが、おかげで暴飲暴食は減りました。
知り合いが増える
ランニングを教えてくれる教室やスクールが探せばあります。
サークルではなく、都度払いで参加ができるところもあります。
都度払いだと気軽にいけるので、いろんなところで参加していました。
スポーツメーカーの店舗で企画してあったので、ニューバランス、ミズノ、アディダス、ナイキなどのランニングイベントに参加しました。
レベル別に分かれているので、初心者同士やフルマラソン挑戦など、自分と同じ目的の人と出会うことができます。
最初に「一人ではじめられるのがメリット」といいながら、知り合いが増えるとはどういうこと、と思うかもしれません。
仕事の付き合いでしか友達が広がらなかった僕にとって、趣味で知り合いの輪が広がった最初の成功体験がランニングでした。
たまたま一緒のイベントに参加したのがきっかけで知り合い、仲良くなって何年もつながっている友達もいます。
世代を飛び越えて仲良くなれるので、自分の幅を広げることにもなります。
以上が社会人になってからのランニングのメリットでした。
他にもありますが、ランニングという趣味で自分の世界を広げられたのが一番のメリットかもしれません。
自己紹介で趣味を聞かれると困る、という方。
ランニングを始めてみてはいかがでしょうか。